日本の「日本刀が生まれる瞬間の動画」が凄すぎる!【タイ人の反応】

日本のTwitterで話題になっていた「日本刀が生まれる瞬間」という動画がタイでも紹介されていました。日本刀が生まれる瞬間を見たタイ人の反応をまとめました。
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日本刀が生まれる瞬間
刀が産まれる瞬間 pic.twitter.com/aCTQtLWKi1
— 灘 (@GORIIIIIIIIIIIN) 2018年5月26日
タイ人の反応
- 日本刀、欲しい
- 水につけた瞬間に刃が反り返ってるね
- アクションが大袈裟だよね。刀を水に浸すだけなのに、こんなに色々なポーズをする必要があるの〜?
- 刀の模様を作っているところ
- そうだよね。刀の波紋はこの工程で作られるんだよね。
- 日本刀ってまだ作られてるの? 日本の法律で禁止されてるものだと思ってた。
- この動画はただのショーだよ。いま作られてる日本刀は主に飾るためのもので、本物とは作り方も違うし、殺傷力もなかったと思う。
- まだ作られてるし、昔と同じ作り方も継承されてるよ。
もし日本刀に興味があるなら、「日本刀オタク1」っていうスレッドを見てみるといいよ。
https://pantip.com/topic/34646752 - 日本刀を作っても問題ないし、本物の日本刀って値段も凄く高いんだよ。
- まだ日本刀は作られているけど、日本では伝統的な方法を継承する刀鍛冶は凄く少なくなってるらしいよ。記憶違いじゃなければ、そういう本物の日本刀は値段も凄く高くて何百万もするらしい。
- 銀さんもそう言ってたね
- 何度も叩いたり、研いだりするんじゃなかったっけ?
- 日本では昔から刀には魂が宿ると信じられてきたからね。
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日本人の反応(18コメント)
焼き入れだね
材質の違う鋼材が使われているので焼き入れで急冷させると
動画のように反る
いや、鋼材よりも、焼き入れ直前に塗る焼刃土(泥)の違いだよ。
その厚さにより冷却の速度が違うので、水に浸けると焼刃土を塗ってない刃の方がすぐに冷却されて縮むことで逆反りが生じる。
焼刃土を塗った棟(峰)が冷えると、既に硬化している刃側はそれ以上縮まないのに対して、焼刃土に加えて刀身自体が厚く内部に大量の熱エネルギーを蓄えた棟側は、冷却に時間が掛かり縮み続ける事で大きく反りあがる。
この過程で、赤く焼けたオーステナイト状態の鋼が、冷却されマルテンサイト変態が発生して強度が出る。
日本刀独特の文様も、焼刃土を塗った厚さでマルテンサイトの状態が違ってくることから生み出される。
海外で製造される日本刀風の刃物とか、素材が単一だったりするから、波紋を作るために日本刀は逆に刃の方に土塗ってるんだってね。
だから海外製の奴は焼き入れで反るのは峰側だけだとか。
銃刀法さえ守れば誰だって買えるわ。
むしろ、買った後の手入れが大変だから買えない。
刃の外側をコーティングしてる鋼の方が粘りがあってよく縮むのかな
炉で熱せられている時点で、刀身は膨張していて、それが焼き入れで急冷されることで一気に縮む。
刃の方は厚さも薄いので、より早く冷える。早く冷えることで組成変化が起こって、固くなる。
水に入れて逆反りになるのはこういう現象。
その後、断熱材として土の塗られていた背の方が、ユックリと冷えていく。刀身自体も背の方が分厚いので冷えにくいし、土が塗られているので熱の放出(冷える速度)がゆっくり。
その経過時間の差で背は刃程固くならず、粘りのある組成になる。
ゆっくりと元の形に反っていくときに、そういう事が起きている。
熱せられて膨張してる鋼材の薄い方(刃)が早く冷えるから先に収縮して、厚い方(峰)が遅れて収縮するだけ。
WIKI見ればわかるけど
中心と背に柔らかい心金と棟金を使って両サイドと刃に当たる部分に
固い側金と刃金の4つを合わせて刀を作ってる
それぞれをさらに叩いて重ねて層状にしてから合わせる
テレビ番組で日本刀が破断した後の姿の映像があるから
興味があれば見てみるとよい
youtu.be/fOwPZ7P11-g
別に大袈裟でもなく一気に入れないと上手くいかない作業なのでこうなる
割と研ぎ師の存在とかは知られてないよね
この後何回かに分けていろんな職人渡り歩いて研がれてようやく刀が完成する
刀の反り返りは思ってる以上に計算されて作られていたものだったんだね
刀はネット通販でポチれるで
一気に入れないといい刃物にならないからこういうアクションなんだと思うよ。
彫刻刀を作った時もこうだったから。
反った刃を武器として使ってたのは日本だけ?
欧州のは両刃だけど「斬る」と言うより「重さで殴る」だよね。
騎兵用のサーベルや船乗りのカットラスとか斬るための湾曲刀もあるでしょ
それらの元は中東とかのシャムシールとかの曲剣の影響があると思う。
>欧州のは両刃だけど
片刃の中世西洋刀(ファルシオン、フォールチョン)もあるっちゃあるけどね。
あと、16世紀辺りから東欧で使われ始めたドゥサック(露:テサック、独:グロスメッサー)、ドイツで使われた両手用のクリークスメッサー、ビザンツ帝国重騎兵が使ったパラメリオン(中東の刀剣の影響があると思われる)も片刃。
>「斬る」と言うより「重さで殴る」だよね。
まぁ、一部(クレイモア等)を除けば、切れ味より打撃重視に近いかも。
革鎧や装甲の無い部分なら切れても、鎖帷子クラスだと困難で、板金だとほぼ不可能かも。
とは言え、欧州の剣の重量自体は日本刀と大差ないって話も。
実戦で多くの西洋剣が消耗し、現存している西洋剣が、儀礼用でゴテゴテ装飾の付いた非実用的な重い剣だったのと、中世の剣を研究した近世の西洋人が一般的に使っていた剣がエペ等の軽量な刺突剣だった事から、「中世西洋剣は重量で叩き砕く」というイメージが出来上がったとか。
個人的には、中世西洋剣は、日本刀に比べて棒術に近いトリッキーな使い方をする印象。
手甲付けて刀身を掴んで密着戦で使ったり、鍔をぶつけるハンマーの様な使い方をしたり、相手の手甲に刀身をねじ込んで背後に回って関節を極めたり・・・(達人であれば、手甲を着けず素手で刀身を握って怪我をしない様に戦えたりするそうな)。
この水に入れる作業は良く見てきたけど
こんな変化が水の中で起きてるとは思わんかった
それこそ言われてるように、精神性のちょっと儀式めいたもの程度に思ってたわ
勿論冷やすという意味はあっても